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李克強記者会見 事前に記者らに警告

2014年03月15日

【新唐人2014年3月15日付ニュース】中国の李克強首相は3月13日の記者会見で国内外記者の質問に答える際、外界が期待していた周永康元政法委員会書記および一部敏感な問題には触れませんでした。香港メディアによると、当局は記者会見の前に、周永康に関する質問はしないよう記者らに警告したそうです。

 

13日、中国共産党の全人代の閉幕後、李克強首相は人民大会堂で記者会見を開き、国内外記者の質問に答えました。

 

李首相は記者らから出された15の質問に答えましたが、国内外から注目されている周永康事件および民族問題、人権問題などのいわゆる敏感な問題には触れませんでした。

 

浙江省元記者 昝愛宗さん

「李克強首相は圧力が大きいのでしょう。経済も良くないし、様々は政治的問題など、関連部門が彼を困らせないために、事前工作を行ったのでしょう」

 

北京の元ジャーナリスト 高瑜さん

「記者らは警告されました。質問してはいけない問題を質問したら、ブラックリストに載せられ、次回の『両会』には参加できないのです。だから記者たちも妥協しています。外国記者は中国でのビザ取得が必要ですから」

 

13日付けの香港紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」によると、外国記者らは記者会見の前に、「周永康事件に関しては質問してはいけない、さもないとブラックリストに載せられる」と警告されたそうです。

 

ドイツの国際放送「ドイチェ・ヴェレ」は、今年の記者会見は厳格にシナリオ通りに演出された会見だったと伝えています。質問を許可された記者の座席にはラベルが貼ってあり、中国外務省の職員がその隣に座っていたといいます。もし誰かが「台本」にない台詞(せりふ)でも言うものなら、その個人はもちろんのこと、所属メディアまでトラブルに巻き込まれ、さらには隣に座っている外務省の職員までが首になる可能性があると伝えています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/14/atext1081215.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/ 映像編集/工)

 

 

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